ツボ49：便秘

消化器全体に働くツボで腸を元気に戻す
薬の頼るよりもツボ押しで、快便を！

便秘の原因
女性の場合に多いのですが、2～3日くらいなら便通がなくても気にしない人がほとんどではないでしょうか。
しかし便通は健康のバロメーターです。
慢性になると体内にたまった便が腐敗して健康を損ねることもあります。
たかが便秘と考えるのは危険ですし、また気軽に便秘薬を常用していると腸の動きはどんどん鈍り、
さらに薬を多量に飲むという悪循環になりかねません。
ツボ刺激で改善していきましょう。

特効ツボとゾーン

《手》

胃・脾・大腸区
　生命線に沿っているゾーンで、胃腸などの消化器系とつながっています。
消化器系の機能を高めるならこのゾーンを刺激します。

二間（じかん）
　人差し指の付け根、親指側のわきにあるツボです。
大腸の経絡に属します。
刺激を加えると、消化器系の働きが高まり、排便につながります。

第2二間（だいにじかん）
　人差し指の付け根、中指側のわきにあるツボです。
二間と第2二間をはさむように両方のツボを同時に押しもみます。

合谷（ごうこく）
　手の甲を反らせて、親指と人差し指が交わるところのくぼみにあります。
腸の働きを刺激するツボで、しつこい便秘の解消に効果を発揮します。

《足》

大腸・結腸・直腸ゾーン
　食べ物が腸を通る順番で、足裏を刺激していきます。
コの字を描くように押しもんで腸の蠕動運動が活発になり、便通も回復します。
左右の足でゾーンが異なるので、注意しましょう。
右の足から先に刺激してください。

刺激法
　結腸と直腸の働きをよくするための刺激法です。
大腸・結腸・直腸ゾーンは親指をツボに当て、押しもみながら交互に動かして移動します。
左右ともに1～2分かけて刺激します。

ONE POINT

蠕動運動を促すためにお腹のマッサージを

　便秘は腸の蠕動運動が行われないと起きます。
蠕動運動を促すために、お臍を中心に時計回りに「の」の字を書くようにマッサージしましょう。
朝目覚めたら、10～20回を目標にやってみてください。
リラックスして、深くゆっくりとした呼吸で行いましょう。

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